アメリカの幼稚園(キンダー)の生活

アメリカに渡った息子は無事英語力テストも受け、秋からキンダーガーテンに通い始めることになりました。キンダーガーテン(幼稚園)は日本の年長さんにあたる1年のみです。小学校に併設されていますが、小学校とはゲートで区切られていてプレイグランド(校庭)も別に作ってあります。小学校へあがるための準備の1年です。

10月の半ばに初めて登校した息子。初日は親もつきそって先生にご挨拶です。

いよいよ先生とご対面。担任はMs.V(ミス・ヴィー)。Vから始まる難しい苗字なので略してVです。先生が Hi!Good morning! と声をかけ、息子がGood morningと遠慮がちに返すと、先生は満面の笑みで Yes! I got “Good morning”.(おはようって言ってもらえたわ!)とおどけていました。

ノリのいい豪快なママタイプの先生です。

教室に入っていく息子の後ろ姿を見送りながら「これからアメリカでの学校生活が始まるのか」と感慨深かったです。

さて、アメリカではキンダーで何をやるのかというと・・・
前述のように、小学校に併設されているので、このキンダーの1年間は小学校にあがる準備期間のような位置づけです。

国語(英語)の勉強はアルファベットやフォニックス。前半はアルファベットを勉強し(といっても多くの子はもう読み書きできる状態)、その後はフォニックスを通じて単語を読む練習をします。

算数は数字の勉強に始まり、簡単な足し算、引き算、ものの形などの勉強を少々。日本と同じような内容です。

キンダーの間は、勉強よりも、先生の話を聞く、友達と喧嘩しない、学校のルールを守る、など集団生活がしっかりできるようになることを目指しています。

教室には日本と違って、カーペットが敷いてある場所、本を読むためのソファ、タイムアウトスペースなどがあり、机は色々な向きで配置されています。

タイムアウトスペースとは、子供が言う事を聞かない時に離れた場所で一人反省させる(落ち着かせる)「タイムアウト」をする場所です。先生が何度注意してもおしゃべりしていたりするとタイムアウトスペースへ移動させられます。5分ほどそこで一人静かに反省をする、という感じです。

それ以外に特に「アメリカだな~」と思うのは、プレッジ。胸に手をあて国旗に向かい忠誠を誓います。毎朝みんなで。教室にいる大人も作業の手を止めて参加します。

ランドセルの習慣がないので、みんな思い思いのバックパック(リュック)やローラーのついたバッグを持っていきます。たいていは50ドル前後です。でも、ローラーが回ると光るタイプで$160する高級バッグもあります。それでもランドセルに比べたら安いですね。

教科書もないので、お弁当とスナックぐらいしか持っていくものないんで・・・。

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