テストについては、日本の一般的な受験のように、受験日に会場に集合して一斉テスト、というわけではありません。指定されたテストを自分で予約して受けます。Standerdized Test という項目で各学校のウェブサイトに詳細が書かれていますが、テストがオプショナルのところもあります。
米国名門難関ボーディングスクール群「Ten Schools」に所属する学校 の場合、9年生(高校1年)での入学をめざす場合は、主にSSATとISEEという2種類のテストがあります。(コロナ以降スコア提出が任意となっているところもありますが、アピールポイントは多ければ多いほど良いのでぜひ提出しましょう。)
SSATは、以下のように3つのレベルがあります。
- Elementary (3〜4年生)
- Middle Level(5~7年生 )
- Upper Level(8~11年生)
ボーディングスクールに9年生から入る場合は、Upper Levelを受験します。SSATのサイトで現在の学年を入力すると、自然と「受験すべきレベル」が割り当てられますので、「現在8年生」と入力すればOKです。
受験科目・問題数・試験時間は以下の通りです。
Writing Sampleというのは小エッセイです。2つお題が出されるので、1つ選んで、25分間で書きます。採点はされませんが、テストスコアとともに受験校へは提出されます。
Quantative 1と2は算数、Readingは英文読解で、本文を読んでこの文章の主題は何か?といったような問題です。
おそらく日本人の受験生にとって一番の難関はVerbal(語彙)パートだと思います。時間を掛ければ対策の仕様はありますが、かなり難しい語彙が出ます。
Experimentalというのは採点されず、今後の試験問題を作ったりするのに役立てるような意味合いです。テストの最後なので気楽にやればいいと思います。繰り返しになりますが、採点はされませんので。
以上、3時間超のテストなので、それなりに大変です。が、アメリカ在住の場合は自宅でオンラインテストが受けられますので、その点は楽です。机上には何もない状態にして、試験官がビデオで様子を確認しながら受験します。日本在住の場合はテストセンターへおもむき受験することになります。
ISEEも同様に3つのレベルがありますが、Upper Levelを受験します。
試験科目と時間は下記の通り。ほぼSSATと同じですね。
上記の通り試験内容はほぼ同じですが、SSATとISEEにはいくつか違いがあります。
まず、テストを受けられる回数に関し、SSATは何度でも受験可能なのに対し、ISEEは秋、冬、春/夏とシーズンに分かれており、シーズン内では1回しか受験できません!この点を事前に把握しておくことが大事です。
テスト内容に関しても、若干違いがあります。
概して、SSATの方がボキャブラリーが難しく、ISEEの方が算数が難しい傾向があります。
そこで、算数の方が得意な我が家はISEEをメインにしようと思ったのですが、結局、受験校に提出したのはSSATの結果でした。
上記の通り何度か受験ができますが、すべてのテスト結果が受験校に送付されるわけではありません。自分で納得した結果を受験校に後から送付することができます。
ベストスコアを提出できるように、早めに対策をしていきましょう!
一体どのくらいの点数を取ればいいのか、合格ボーダーラインは?など、さらなる詳細をお聞きになりたいという方は個別にご連絡ください。