スペリングビー(英単語力を競う大会)の結果やいかに・・・

全米大会はTV放映も!スペリングビー

ロサンゼルスらしからぬ雨模様のこの頃ですが、今日は息子の小学校でスペリングビー大会が開かれました。Spelling Bee とは、審査員が口頭で言った単語のスペルを口頭でつづる競技。アメリカに来て初めて知ったのですが、全米大会はテレビ放映されるほどのポピュラーなものなんです。Wikipediaから参考用に画像を借りましたが、こんな感じでマイクに向かってみんなの前でスペリングするんですから、結構緊張します。なんで「Bee」(蜂)なの?と不思議に思っていたのですが、どうやらBeeには「会、集い」の意味もあるとのことで、そっちの意味ですね。

こうして各学校で大会が開かれて勝ち上がった子が、地区大会、州大会、と上がっていくのです。

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(出典: Wikipedia)

息子の小学校では3年生~5年生(最高学年)の子がエントリー制で参加可能。こういうのも経験ということで、参加申込書が先日来ていたので申し込んでおきました。

どうやって練習する?

「ほぼここから出ますよ~」という単語リストが配布されるので、基本的にはそれをがんばって覚えていけばよいのですが・・・なにせ数百単語あるのですべては覚えきれません。しかもリストの中盤から最後の方は「???」な単語のオンパレード。今年もらったリストの最初の単語はred、最後の単語はauf Wiedersehen でした。辞書を引いたら「ドイツ語でさようならの意味」とありました。何でドイツ語??まあ英語圏でも使うんでしょうね。そんな感じでもう最後の方はイレギュラーなつづりをする意味の分からない単語のオンパレードです。ネイティブの親もこんなの知らないと言っている単語ばかりです。

なので、最後の方ははなからあきらめて、それでも全体の7割ぐらいかな…がんばって覚えていざ大会へ!

参加者は30名ほどでした。3年生が一番多く5年生は数えるほどしかいませんでした。なぜ??こんな面倒なことしてる暇はない(笑)?

平日5時から始まった大会。司会の方が「去年は2~3時間かかった」と言っているのを聞いてびっくり・・・。え・・1時間もあれば終わると思ってたのでご飯も何も食べてきてないけど大丈夫かしら、息子君。

そんなこんなで始まった大会。

最初の子から1ラウンド目、2ラウンド目・・・と進んでいきます。

正しくスペリングできると審査員が「Thank you」といい、間違っていると「The correct spelling is…」と言います。後者を言われると、会場も「あ~残念」と拍手で退場者を見送ります。

スペルミスをした子が徐々に脱落し、3ラウンド目ぐらいになると日本人はおそらく出会ったこともない単語がちらほら。そんな単語を平然と小さな子がつづるので「ほ~!」という感じです。

息子ががんばって4ラウンド目、5ラウンド目と進んでいきます。

みていてほほえましかったのが、お互いライバルであるはずなのに、他の子がクリアできると、近くの子がハイファイブ(ハイタッチ)で迎えること。頑張りつつも相手を称える、素晴らしい精神で感動しました!

さてさて、5ラウンド目に突入し、息子が言われた単語は fiddle-faddle

つまらないことで騒ぐ、くだらないことをするという動詞だそうですが、私は聞いた途端「・・・知らない。なにそれ?」という感じ。

でも息子はしっかりクリア~!すごい。

もうついていけない単語のオンパレードで、8人にまで減ってきました。

つづく6ラウンド目。フェイリ・・・なんとかと審査員が発音した単語。もう私には聞き取れません(笑)。

息子も「分からないな・・・」という顔。あてずっぽうで fa・・・とつづりましたが、審査員は「The correct spelling is…p..a..」と返答。

残念!ここで終了。(家に帰ってから単語リストを見たけれど、この単語載ってない・・・。「ほぼここから出ますよ」というリストなのでリスト外から出ることもあるのですが、そんな単語だされてもそりゃあ無理ってもの。ハハ。

学校全体で8位なんてすごいね~とほめまくる私を横目に・・・息子の頬には悔し涙がひとすじ・・・ツーッ😢

悔しいと思う気持ちは大事です。

このスペリングビー、インド人の子たちがとても良くできます。ファイナル4名に残ったうち3名はインド人。暗記が得意かつよく勉強するんでしょうね。優勝者もインド人の女の子。ファイナル4名ぐらいに食い込むにはリストの単語をすべて覚えてないとだめですね。上位者はすべて覚えているようでした。

結局終わるまで2時間かかりました。

お腹すいた・・・。

息子がもらった入賞のメダル、頑張った証の宝物です。

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