幼児期は英語を覚えるのも早いが忘れるのも早い
➡だから早期英語教育、幼児英語教育は意味がない
という意見を時々見かけます。
でも、私が実践してみたうえで思うのは
小さな頃からの英語教育には十分意義がある!
ということです。
幼児期に学んだ英語は忘れてしまうのか?
はい。幼児期だけ英語教育をしてその後やめてしまえば当然忘れます。私は息子が4歳の時に2か月ほどオーストラリアに親子留学をした経験があるのですが、その2か月の間、息子が日常的に聞く・話す言語の95%以上が英語になったため、なんと逆に日本語を「忘れた」!のです。2か月して日本に帰ったあとレストランで店員さんに英語で話しかけたので「日本語で話そうね」と言ったのですが、日本語が出てこないのです。母国語なのに忘れるとは思いませんでした。忘れたというより英語脳が全面に出ていて日本語が下の方に潜っていた、というような状況だったかもしれませんが、あのままオーストラリアにいたら「幼児期に覚えた日本語を忘れてしまった」という状況になっていたと思います。なので幼児期に覚えてもその言語を忘れてしまうということはあり得えます。
➡が、幼児期だけ英語教育をしてその後やめてしまうという状況があれば・・・の話です。
小学校でも英語教育が始まり、英語ができるのが当然の時代になりつつある今、そういう状況は考えずらいのではないでしょうか。ましてこのサイトを見てくださっているグローバルペアレンツが英語教育をやめてしまうということはないと思うので「忘れる」うんぬんは危惧しなくてよいでしょう。
では・・・
幼児期から英語をやることに意味があるのか?
はい、大いに意味があります!私はロサンゼルスでアフタースクール(塾)の校長をやっています。日本から引っ越してきたばかりの子供たちが英語を習いに来るのですが、小学校低学年(またはそれ以前)で来た子と高学年以上で来た子では英語の吸収力があきらかに違うのを目の当たりにしています。
小学校低学年までは耳から感覚的に覚えられる傾向にあり発音がきれいです。
対して高学年以上で来た子は感覚的に覚えずらいため「学習」して理解を深める傾向にあり、発音がカタカナ英語になりがちです。
これは個々の能力の問題ではなく年齢的な傾向です。
そういう点を踏まえても、英語を幼いうちからスタートすることに大いに意味があると考えています。
「幼児英語不要論」にまどわされずに、ぜひ楽しく英語を学ばせてあげて欲しいと思います。
それが将来お子さんの世界を広げる一歩になると信じて!