新しい年が開けて1月になるとオンライン家庭教師スタディバディの授業も後半戦です。
Mathの授業でも分数(Fraction)の単元に入っていきます。
小学算数でつまづきやすいのがこの分数。
1より小さい数字というのがイメージしづらいことや、半分(2分の1)という同じ大きさをあらわすのに4分の2、6分の3、など色々な数字が出てくることなどが「よくわからない、難しい」の理由だと思いますが、分数を苦手単元にしないことがとても重要です!
Fractionは小学生の学習の中で苦手意識をつけてはいけない重要単元トップ3に入る!
と言っても過言ではありません。
分数の単元でよく出る英単語
パパやママがお子さんの宿題をヘルプするために知っておきたい英単語は以下のとおり。
- Fraction : 分数
- Numerator : 分子(分数の上の数字)
- Denominator : 分母(分数の下の数字)
- Improper Fraction : 仮分数(分子が分母より大きい分数)
- Mixed Number : 帯分数(整数と分数が組み合わさった数字)
分数の読み方の日米の違いが非常に面白い、というか混乱をきたすのですが、日本は分母から読みますが、
英語は分子から読みます!
2/5 は日本語なら5分の2、英語ならtwo-fifths (ツー・フィフス)です。しかも分母は除数(1= 1st, 2=2nd, 3=3rd, 4=4th, 5=5th) といった具合なので難しいですね。
先生が読むのを聞いているうちに読めるようになりますし、ツー・オーバー・ファイブという読み方もあるので、読み方にはあまり神経質にならなくても良いと思います。アメリカ在住で日本語学校にも通っている生徒さんは、読み方が日英まぜこぜになりがちですが。
米2年生ではじめて触れるFraction
アメリカのカリキュラムでは、2年生で分数に初めて触れます。絵をみて「1/2」や「1/3」「1/4」などのイメージを理解します。
3年生では数直線(Number Line)で表す分数
3年生になると、絵ではなくNumber Line (数直線)で表すようになりますが、この数直線を「自分で書けるようにしておくこと」が大事な一歩です。
線を引いて0と1を自分できめ、その間を1/3なら3つに等分する、1/4なら4つに等分する。これがしっかりかけると分数とはどういうものか、同じ大きさで違う数字を使った分数(Equivalent Fraction)が理解しやすくなります。アメリカのMathは日本より進みがゆっくりですので、先取り学習が出来る子はどんどん先に進めていきましょう。
4年生でしっかりマスターしたい分数の変換
4年生になると1より大きい分数、Improper Fraction (仮分数)とMixed Number (帯分数)の変換を学びます。ここでも先取りできる子は学校のカリキュラムより先に進めていきます。
Improper Fraction と Mixed Number の変換を学習する際の大事なポイントは、
単に計算方法の暗記ではなく、数直線上で可視化して「なぜそうなるのか」が理解できるように!
ここでも可視化の話になりますが、数直線上に可視化できると、「あり得ない間違い」に自ら気づくことが出来るようになります。計算ミスで変な答えが出た時に、可視化のイメージがあれば、「これ、間違ってるかも」と気づくことができます。このプロセスが非常に大切!どちらの分数が大きいか大きさを比較する問題も頻出ですが、これも計算ミスをした場合も、「この答えはあり得ないな」と気づくことはもちろん、わざわざ計算しなくても(頭の中で)可視化すれば一瞬で答えが出る、ということもあります。
分数が苦手な生徒さんは、まず数直線で分数を表す練習をしましょう!
今後、分数と小数の変換、大きさ比べ、パーセントや割合など、あらゆる単元で分数が姿を現します。分数に苦手意識を持っている生徒さんは、早め早めに克服しておきたいところです。そして、学年が上がるにつれて、「分数、小数、どちらでもいいけれど、この場合は分数を使おう、次は小数を使おう」という風に自由自在に発想できるとMathに強くなっていきます。
5年生や6年生で「分数が苦手だから」と全て小数で計算する生徒さんがいますが、分数で約分すればずいぶんと計算が楽になるのに、あえて小数にすると計算が面倒になることが多いです。楽してミスなく計算するというのも大切なスキルの一つですので、自由自在に使える事を目指しましょう。
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