成績表はいつのものを提出?
成績表と推薦状の提出は、学校の先生やカウンセラーにやっていただくことになります。自身で成績表のコピーやファイルを持っていても提出することはできません。
成績表は前2学年分が必要です。カウンセラーの方から聞いたところによると、成績表の写し(PDF)などをポンと提出するのではなく、指定のシステムにインプットしていくようです。学校側としては数千人のアプリケーションを受け付けるので、処理しやすいようにデジタル処理をしているのでしょう。これは今更どうしようもないので、あるものを出していただく、ということになります・・・が、我が家の場合、ここで一波乱。
テンスクールの多くの学校が1月中旬に願書締め切りです。前年の成績はもう確定のものを出しますが、今年の成績は「直近のもの」を出すことになります。息子の学校はセメスター制で前期と後期の2回成績がつきますが、それぞれの中間地点でクオーターの成績も出ます。
- クオーターの成績
- 上記を考慮の上の前期セメスターの成績
- クオーターの成績
- 上記を考慮の上の後期セメスターの成績
- 最終的には前期、後期セメスターの成績が公式に残る
という流れになっていて、ボーディングスクールの願書締め切りに間に合う直近が、1月第1週目に出る前期セメスターの成績のはずでした。しかしシステムトラブル等でこの成績がいつも遅れるのです。上記の通りパッとPDFを提出すればよいというわけではなく、カウンセラーの先生にインプットしてもらうにも時間がかかります。案の定、予定日になっても成績は出ず、翌日もその翌日も・・・出ません。アドミッションのシステムは締め切り日が近づくと、かなり頻繁に未提出物の通知をくれます。分かってるんだけど…と気持ちは焦ります。
「直近」としてクオーターの成績を出せば解決なのですが、実はクオーターの成績に1個Bがついていたのです(汗)。Bがあったらまずいというわけではありませんが、主要科目でしたし、セメスターの成績ではAに戻せたことは分かっているので、できればセメスターの成績を出したい。でも、オフィシャルレポートがなかなか出ない…。
カウンセラーの先生に相談すると、ぎりぎりまで待ってくれるとのことだったのですが、願書締め切り数日前になっても「未提出」通知が来るのは心臓に悪い…。結局もう間に合いそうもないので、一旦クオーターのBありを提出して、後日セメスターの成績が出たら提出しなおす、ということで決着しました。
推薦状は誰に書いてもらう?
次に推薦状です。学校によって要件が異なりますが、多くの場合カウンセラー(または校長)から1通と、英語・算数の先生から各1通で、プラスもう1教科別の先生からの1通を要件とするところもあります。これも指定された通り学校の先生たちに依頼をして、直接提出してもらうことになります。11月ごろに本人から先生にメールで依頼し、12月ごろにリマインドをし、直前にもリマインドをするという、この進捗管理が一番神経をすり減らしました。
このあたり、いろいろな方にお願いしないといけないので大変です。我が家の場合、中高一貫校でしたので、高校生のカレッジ向けの推薦状が優先されたことなどもあり、早くから依頼はしていたものの本当にギリギリまで提出してくれなくて・・・冷や汗でした。「分かってるわー、カレンダーに 入ってるから大丈夫!」とは言うものの、もう締め切り間近、冬の時期だしインフルエンザになって「間に合わなかったわ」では困るし・・・と、これもかなり焦りました!
仕事もそうですけど、自分ではできず依頼しなければ進まない案件、というのが一番焦りますよね(笑)。リマインドしすぎても不快に思われるし、でもミスられたら痛手を受けるし…。
推薦状は、先生からだけではなく、音楽やスポーツなどの課外活動のコーチ等からの推薦状を任意または必須で提出する学校もあります。任意の場合でも、依頼できる方がいるのであれば依頼したいところです。息子は前年に熱心に指導していただいた野球のコーチにお願いしました。このコーチが素晴らしい方で、この余計な仕事である推薦状の提出という役目も快く引き受けてくださいました。このコーチは、息子を野球指導してくださっていた当時から、野球と学業を両立しようと頑張っている姿を認めてくれ評価してくれていたので、非常にありがたかったです。
学校側としては、推薦状という「第三者からの生徒の評価」を重視するようです。これはもう日ごろから真摯な態度でいろいろと取り組んでおくしかないですね。どんな推薦状を書いていただいたのか、本人が見るすべはありません。本当は、低評価の事柄をこれから改善していけるように中身を見たいところなんですが。