米トップボーディングスクール Ten Schoolsとは?

アメリカのトップレベルのボーディングスクール10校が作る TEN SCHOOLS というグループがあります。

ボーディングスクール受験には、エッセイやら成績表やら先生からの推薦状やら・・・たくさんの提出物が必要です。これらを各学校ごとに提出物を管理するのは非常に大変。自分が提出するだけならまだしも、先生、カウンセラー、知人から直接提出してもらう推薦状などは特に管理が大変です。そこで、この10校がグループを作って共通のシステムを使ってアドミッションプロセスを簡易化してくれています。

    学校名、4学年生徒数、寄付金貯蓄額 (貯蓄額順)
Phillips Exeter Academy (エグゼター)約1100人、約1900億円
Phillips Academy Andover(アンドーバー)約1150人、約1700憶円
Deerfield Academy (ディアフィールド)約650人、約1200億円
St. Paul's School (セントポール)約530人、約1000億円
The Hotchkiss School (ホッチキス)約630人、約730億円
The Lawrenceville School (ローレンスビル)約820人、約690億円
Choate Rosemary Hall (チョート)約860人、約590億円
The Taft School (タフト)約600人、約420億円
The Loomis Chaffee School (ルーミス)約680人、約370億円
The Hill School (ヒル)約540人、約228億円

注目すべきはこの「寄付金貯蓄額」の豊富さ。卒業生からの寄付などが主な資源で、いわば学校の貯金ですね。貯蓄額が多いということは卒業生からの寄付が多い=社会的に成功している人が多い、寄付をしようという愛校心が強いなどのバロメーターかと思います。ディアフィールドは生徒数がアンドーバーの半分強ですが、寄付金貯蓄額が1200憶もあるのが目を惹きます。我が家が学校訪問に行った際夏休み中でしたので、多くの学校では色々な改修工事をしていました。このプール資金から何億円も拠出できますから、アスレチック施設を大幅に改修したりダイニングホールを改修したり。多くが18世紀から続く伝統校ですが、最新の設備を備えていました。各学校のプロモーションビデオ、ぜひ見てみてください。すばらしい学習環境であることが分かると思います。

  • Phillips Exeter Academy(エグゼター)約1100人、約1900億円

  • Phillips Academy Andover(アンドーバー)約1150人, 約1700億円

  • Deerfield Academy(ディアフィールド)約650人、約1200 億円

  • St. Paul’s School(セントポール) 約530人、約1000 億円

  • The Hotchkiss School (ホッチキス)約630人、約730 億円

  • The Lawrenceville School(ローレンスビル)約820人、約690 億円

  • Choate Rosemary Hall(チョート) 約860人、約590億円

  • The Taft School(タフツ)約600人、約420 億円

  • The Loomis Chaffee Scho(ルーミス)約680人、約370 億円

  • The Hill School(ヒル) 約540人、約228億円

日本のように偏差値があるわけではないので学力によるランキングというのは存在しませんが、Phillips系のAndoverとExeterは最難関と言われています。いくつか合格した場合、Revisit(再訪問)という機会があって、そこで学校体験をして自分に最もあった校風の学校を選ぶ人が多いようです。実際、ChoateとAndover 両方に合格した方でChoateを選んだというファミリーが数組いました。学力的にはどちらも申し分ないので、Revisitの際のフィーリングが決め手だったそうです。

自分がめざしたい学校が絞れてきたら、次は受験手続に入っていきます。

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