アメリカのギフテッド教育 テストの結果

息子が通っている公立小学校では、小学校5年生で算数がハイレベルの生徒は近所のミドルスクールで行われる早朝Math特別クラスを受けられる、という制度があります。

うちの息子はまだ3年生。算数は得意な方で自宅学習で先取りしている息子には、学校の算数は明らかに退屈そうです。プリントを瞬時に終わらせておしゃべりばっかり。

これではよくないと担任の先生に息子が受けられるような特別クラスはないものかお尋ねしたものの、5年生まで特別クラスはないんだとか…。

特にIQは測ったことないし非凡な才能を持ち合わせてはいそうもない息子ですが、せっかくこういうプログラムが盛んなアメリカにいるのだから、何かこの歳でも参加できるプログラムはないものかと探してみたところ、見つけたのが

ジョンズホプキンズのタレントサーチ

これは医学で有名なジョンズホプキンズ大学の非営利機関が、academically advancedの子供を発掘して特別プログラムを提供するというもので、

旧Facebookのザッカーバーグ氏などの著名人も多数参加経験がある有名なギフテッドプログラムです。

参加資格を得るためには、SCATというテストに合格しないといけません。

果たしてどのくらいのレベルが必要なのか?

いわゆる天才児じゃないと参加できないものなのか?

経験してみないことには分かりません。思い立ったが吉日とばかりに、このプログラムへの参加をめざしてみることにしました!

[su_heading size=”18″ align=”left” margin=”30″]テスト内容は?[/su_heading]

アメリカにいくつかあるギフテッド教育は、プログラムによってテスト内容が異なります。勉強しても才能がないと解けないようなものもありますが、ジョンズホプキンスのプログラムは、天才だけではなく学習が進んでいる子(academically advanced)も対象としているため、知能テスト的な試験ではありません。先取り学習が進んでいれば対応可能です。

[su_heading size=”18″ align=”left” margin=”30″]テスト科目とレベル[/su_heading]

 

1)テスト科目はMath(算数)とVerbal(英語) 25分で55問出題

2)問題は2学年程度上の学習内容

3)全米基準トップ5%程度の学力があれば合格できる(らしい)

 

9月に思いたち、1ヶ月後の10月の試験日を選択して申し込みました。

息子は8歳、アメリカの3年生(日本だと2年生)ですが、5年生が受けるレベルの算数と英語のテストを受けることになります。

プロメトリックセンターという様々な試験をコンピューターで行っている会場でコンピューターでテストを受けます。

試験までの間、自宅で過去問を解いて勉強をしました。本当のギフテッドの子は勉強などしなくてもできるのでしょうが、うちの息子はギフテッド型ではないので演習あるのみです。

とはいえ平日は学校にテニス・スイミング・野球、毎週末野球の試合という中で、1ヶ月では特別たいしたことはできません。試験をもっと後ろ倒しすることはもちろん可能ですが、現状を知るという意味でがっつり受験対策をして臨もうとは考えていませんでした。

[su_heading size=”18″ align=”left” margin=”30″]テスト当日[/su_heading]

試験日は土曜日の午後1時半。11時からのスイミングクラスに行ってから、眠くならないことを願いつつ会場に向かいました。

一斉試験というわけではないので、会場に到着するとおじさんやおばさん、高校生など6,7名がそれぞれ別の試験を受けていました。

小学生は息子だけ。

問題が解けるか否かは別にして、心配ごとは

①コンピューターの使い方がわかるか

②時間配分ができるか

の2点。まず、コンピューターの使い方は受付のお姉さんが教えてくれていたけど、ちゃんとわかったのかしら?さあ、テスト開始!親は部屋の外で待機です。

1科目目が算数。

試験が終わって出てきた息子に「どうだった?」と聞くと「うん、6分ぐらい余ってた気がする」と。

時間いっぱい見直しした方がいいと思うけど…まあテストの受け方にもなれていくための良い練習です。

2科目目は英語。

英語は読解問題ではなく要はボキャブラリーです。例示されている2つの単語と同じ関係性にある単語を選ぶというものなんですが、これがやっかいで(日本人の私には)。

例えば

goose: gander ::

A. fireman: policeman

B. waiter: waitress

C. kitten: puppy

D. pig: piglet

正解はB。gooseはガチョウのめすでganderはガチョウのおすだからですって。知らない…。ネイティブの子供たちはこういう単語知ってるのかな?こんな内容なので英語はなるようになれ、という感じであまり勉強はせず本番。

で、英語も終了。

感想は「うーん….。あ、golfがgulfってミススペルされてたよ」と息子。(私)「gulfは湾って意味の単語だよ」(息子)「ワンってなに?」(私)「海がこうへこんでる所があって…説明しづらい…」という会話をしながら帰路につきました。

結果は1週間以内にEmailでお知らせします、と言われましたが、翌月曜日、アメリカにしては驚いたことに、もう結果が来ました。

[su_heading size=”18″ align=”left” margin=”30″]テスト結果はいかに?[/su_heading]

ドキドキしながらEmailに目を通すと・・・

お~合格です!

算数、英語、ともに合格でした。

算数は、このプログラムの中でもAdvanceのクラスを受けてOK、英語の方は普通のクラス、とのこと

合格の基準値は正確には分からないのですが、トップ5%以上の学力らしいので(そのテスト受験者の中でという意味ではなく、同学年の子供の中でおおむねその程度のレベルであればという意味)、そのレベルにあったということ、かつ算数はその中でもアドバンスと評価されたということで、うれしい結果となりました。

本当のギフテッドだと満点を取れたりする子もいるようなので、うちのはやはり努力型かな。

それでも日々しっかりやっておけばこういうプログラムにも参加できると分かり良い経験でした。

(しつこいですが本当の天才君しか合格できないプログラムもたくさんあります)

ギフテッド教育にしても、進みが遅い子供のフォローにしても、飛び級にしても、学年を下げるにしても、ホームスクールにしても、アメリカには個々の子供に合わせるための対策が用意されています。

学校では問題児扱いされてしまう子でも、何かの才能にものすごくたけているということはよくあると思います。2E(高い知能と発達障害などの2つの側面を持つ Two-Exceptionalの意味)の子を対象にしたプログラムもあるそうです。

アメリカのこういう個々の能力に応じたプログラムを提供しようという方針は非常に魅力的ですね。

晴れてギフテッドプログラムに参加資格を得られると、例えばこのジョンズホプキンズのプログラムでは、オンライン講座やサマーキャンプが提供されています(有料)。

サマーキャンプなら同年代の子供たちと触れ合えて刺激になりそうと思ったのですが・・・少年野球のオールスター戦の時期とかぶっていることが判明しました。野球のスケジュールが直前まで確定しないことを考えると、行けない可能性も大、それでも申し込んでおくには高すぎる費用。うーん、困った…。

後日こんな表彰状が自宅に送られてきました。額に入れて大切に飾っています。よく頑張りました♪

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