ボーディングスクール受験の手順1ー学校訪問

受験したい学校が絞れてきたら、受験手続きに入っていきます。

時系列的にスケジュールをご紹介します。

受験手順

1.学校訪問<7月~11月>
2.インタビュー<7月~1月>
3.指定テストの受験勉強・受験<8月~12月>
4.学校の成績、先生からの推薦状、カウンセラーからの推薦状、コーチや知人からの推薦状の依頼<9月~1月>
5.エッセイ<10月~12月>
6.出願締め切り<1月~2月>
7.合格発表<3月>

 

では細かく見ていきましょう。

1.学校訪問<7月~11月>

学校訪問は7月ごろから各校が予約を受け付けています。日本から受験する場合悩ましいところだと思いますが、可能ならぜひ行くべきだと思います。行かないと合否に不利な判定がされるという事はないと思いますが、インタビューやEssayで「なぜうちの学校を志望しているか?」という質問は必ずあります。その際「強く希望しています、でも学校訪問してません」では説得力がありませんし、これからお子さんが多感な4年間を過ごす学校ですから、ぜひ見ておきたいと思いませんか?まずは学校のウェブサイトに行ってAdmissionのところを読んでいくと「Candidate Profile(志願者プロフィール)」を記入するフォームがあります。これを記入すると、メールで学校訪問やインタビューのお知らせが来ます。なので、初めの一歩はこのCandidate Profileを記入することです。

我が家の場合、毎年息子の野球のビッグトーナメントが7月にあり遠征するので、今年はその遠征先からボストンに飛んで学校訪問およびインタビューを受けるというスケジュールを立てました。

学校訪問はキャンパスツアーが1時間、インタビュー付きを選ぶとその後45分ほどのインタビューに呼ばれます。

キャンパスツアーは現役の高校生が授業棟、スポーツ施設、食堂、寮、図書館など豪華な施設を次々と周りながら説明してくれます。

1ファミリーだけの学校も、2~3組のファミリーで一緒に回る学校も両方ありました。

Q. 服装はどうする?

我が家の場合は野球の試合帰り、しかも普段スーツなど着ないカリフォルニアにどっぷりでしたから、悩みました、この服装。

スーツ?

ジャケットだけ羽織る?

子供は学校の制服(といってもポロシャツ(笑))?

いろいろネットサーチしましたよ、知り合いでボーディングスクール経験者いないもので。

だからこそ、ここでこういう生の情報を提供したいと思ったわけですが。

学校訪問の予約をすると確認メールが送られてきますが、そこに服装規定が書いてあるところもあります(のでお見逃しなく)。

「うちは服装規定ないよ~」というところと「服装規定はこちらを参照のこと」のように温度差があります。

で、結論・・・迷ったらフォーマル!

ということで、スーツケースには野球のユニフォーム、野球道具に加えて、親のスーツ、子供のスーツ、革靴とパンパンに詰め込みました。お子さんの制服がジャケットなら制服で良いと思います。

実際に学校訪問に来ていたファミリーの服装はというと・・・いました、ジーンズの人!

それがどう評価されるのかは分かりませんが、やっぱりちょっと配慮に欠ける印象を私は受けてしまいました。なので、ジャケットぐらいは着用した方が無難かと。ボーディングスクールってそもそも伝統や形式を重んじる学校ですからね。子供の方は、固めの学校にはスーツで、ラフでいいよというところはポロシャツの制服で行きました。

それから、キャンパスを回っている間は、質問のチャンスです!!親ではなくお子さんが主体的に質問するようにした方がいいと思います。聞きたい事山ほどありますよね。現役学生がラフに色々と答えてくれますので、ぜひ質問事項をたくさん用意していってください。それから、ツアー後に学生さんから名刺を渡される事が多々あります。「これからも何か分からなかったらこのメールに連絡してね」と。キャンパスツアー後には、忘れずにこの連絡先にお礼メールを息子が送りました。

キャンパスはどこも豪華!教室の様子も見られましたが、ハークネスという先生1人と生徒12人ほどで丸テーブルを囲みながらディスカッション形式での授業をするところが多く、我が家はこれに非常に魅力を感じました。博士課程まで取った先生が少人数で直々に指導してくれ、しかも世界中から集まった優秀な生徒同士の意見交換も日常的に行われる授業環境。暗記するだけの授業ではなく、知的好奇心をはぐくむ授業。高校生の時期にこのような授業を受けられたら一生の財産になることでしょう。

次はインタビューについてです。

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