コロナ猛威の中、ロサンゼルスの日常は

いよいよ日本でも緊急事態宣言が出され、仕事も学校もずいぶんと様変わりしてきたのではないでしょうか。

アメリカ東海岸の感染者数増加に続き、ロサンゼルスでも感染者が急増し、3月半ばからあれよあれよという間に生活が様変わりしました。

日本との違いで最も驚いたのが、行政の決断力とスピードの早さです。

3月上旬からロサンゼルスでも大きなイベントが自粛されるようになったものの、身近に感染者が出たということもなく、実感はないまま過ごしていたある日・・・

突然の「外出禁止令」!

え…?外出しちゃいけないの?何がOKで何がNGなの?学校は?ジョギングは??

そんな一般庶民の疑問はお見通しとばかりに、外出禁止令が出てすぐにこの分かりやすいイラストが配布されました。何がOKで、何がNGか、非常に分かりやすく書かれています。

お散歩やジョギング、ハイキングなどはOK(よかった~)、食料品の買い出しもOKだけど、全レストラン着席NG、テイクアウトのみ。

そして、この決定を受けてすぐにスターバックスでさえ椅子やテーブルが撤去され、学校は休校になり、習い事も休止にしたりリモート対応するなど各関係者があっという間に対応するそのスピード感がすごいのなんの。行政がパッと決断して明確な指示を出し、市民がパッと対応する、そのスピード感に感嘆しました。こんなこと出来ちゃうんだ・・・と。

もちろんレストランは大打撃…。でもそんな中でも、レストランを救うべく、かつ、懸命に働く医療従事者へ敬意を示すべく、寄付金を集めて何十食もの食事をレストランに発注し病院へデリバリーしてもらう、といった活動がすぐに始まったりしています。

そして学校も、私立に限らず公立校でもZoomを使った授業を始めるなど機動力が抜群です。もちろんテクノロジーに弱い先生もいて対応に温度差はあるようですが、周りを見る限りどの学校もリモート対応を始めています。我が家はホームスクールをしているので休校の影響はなく、普段通りリモートを活用した学習を続けています。

私が運営するアカデミーもリモート対応すべくあれやこれや対応に追われていたので、ここ1ヶ月ほどはとても忙しかったです。幸いなことに、以前からオンラインスクールの構想を個人的に練っていたので、ここにきてそれを急加速して準備している最中です。このコロナが蔓延する前から、うれしいことに生徒さんが増えて教室が手狭になったことや、スケジュールが合わずに授業を取れない生徒さんがいること、親御さんに送り迎えの手間をかけさせないため、など諸般の理由からオンラインでの授業展開は必須と感じその準備をしていました。これについてはまた別途書きたいと思います。

そんなこんなで、アメリカの決断力とスピード感に驚いている中で、日本がなかなか緊急事態宣言を出さず、人々は電車に乗って仕事に通い、レストランで食事をし…

そしてやっとのこと緊急事態宣言を出したかと思ったら、レストランも居酒屋も営業可とか…百貨店が営業自粛したら怒られたとか…マスク2枚配布とか…冗談であって欲しいと思えるようなニュースが次々と。そして政府の決断に対する国民からの批判の嵐…。

アメリカでは、家賃や住宅ローンの支払いを半年間猶予することを早々に決め、マスク2枚ではなく一人1,200ドルのお金が振り込まれます。「アメリカ国民」だけが対象かと思いきや、ソーシャルセキュリティナンバー保有在住者が対象のようで、我が家もそのうち2人分振り込まれるはずです。

この違いは何なのだろう…。

日本は決断力やリーダーシップがなくても国民の意識が高いから何とか保てている、対してアメリカは色々な人種がいて意識もバラバラだから強いリーダーシップで引っ張っていかないといけない、

そういう事なのでしょうか。

とにもかくにも、これ以上人々が苦しまないように、一日も早く事態が収束しますように。

我が家もStay at Home の日々を送っています。

関連記事

  1. ロサンゼルスで少年野球 春、野球シーズンの到来でワクワクのママ

  2. トーランスのラーメン屋さん

  3. 【必読】アメリカの風邪薬・アレルギー薬どれがいい?

  4. アメリカ 子供用風邪薬 Tylenol Kids

  5. サンタモニカのおしゃれコスメショップ

  6. 焼肉ならManpuku

  7. 2019年の年明け

  8. ロサンゼルス絶対行きたい人気オリジナルパンケーキハウス

最近の記事

  1. ブログ【リア家の日常】

  2. アメリカ教育事情

  3. アメリカ教育事情