ホームスクールをする場合、うれしいのはその「自由度」の高さ。
勉強を始める時間も終わりの時間も、お休みの日も、全部好きに決めることができます。
平日にガラガラの遊園地や動物園に行ったり、博物館で勉強したり、旅行だっていつでも行けちゃいます。
だからこそ、ルーズにならないように、しっかりカリキュラムを組んでおきたいところです。
このままホークスクールの道を迷わず進む!という家庭は、その子の個性に合わせて自由に教育することができますが、今後どこかの段階で学校に戻ることを考えているならば、学校で学ぶ科目は原則カバーしておきたいところです。
アメリカの小学生の科目と言えば、
Language Arts (英語)
Math (算数)
Science (理科)
Social Study (社会)
これに加えてPE(体育)や音楽(高学年から)の授業が週に1回か2回あります。
ホームスクールをやる場合、上記の4教科に加えてPE(体育)を週に2時間はやるように推奨されています。
音楽については特に言及されていません。
我が家は音楽にうといので重い腰が上がらないのですが、せっかくホームスクールをしているので、落ち着いたら音楽も取り入れていこうと思っています。
では具体的にどのようなカリキュラムを組んでいけばよいのでしょうか?
教科ごとにカリキュラムを組むのは大変!という場合は、全授業をオンラインで提供する学校に在籍する方法があります。
その学年でやるべき勉強をオールラウンドにカバーしてくれます。
ただし「学校がそのまま家庭に来る」ようなイメージで、教師向けマニュアルのようなもの(授業ごとの目的、進め方、説明の仕方等)がどさっと自宅に届き、親がそれを読み、その指導のもとオンライン授業をスケジュール通りにこなしていく、というイメージのようです。我が家は採用していないので実際のところは分からないのですが、このパターンは親の負担が大きいのでは‥?!と感じて採用しないことにしました。
さらに多くの場合、例えば算数は6年生、英語は4年生といったように子供の得意不得意に合わせて柔軟に授業を選択できないので、我が家のホームスクールの目的には合いそうもありませんでした。
そこで我が家では、教科ごとに柔軟に授業を選択できる学校に在籍することにしました。
カリフォルニア州の教育省のHPに載っているIndependent Studyをサポートする学校のリストに載っている各学校のHPを見て、一括オンライン授業ではないプログラムを提供している学校を探しました。この学校選びが一番面倒だったといえば面倒でしたが、様々な学校があることを知る良い機会になりました。
繰り返しになりますが、学校に一切在籍せずに完全に自宅で教育することも可能です。これが本来の「ホームスクール」です。
では、柔軟にカリキュラムを組めるようにした我が家のケースを参考に、教科ごとにご紹介したいと思います。
Language Arts (英語)のカリキュラム
いわゆる「国語」ですね。アメリカなのでもちろん「英語」ですが。 EnglishとはいわずにLanguage Artsといいます。
「国語」なら教えられるのですが、英語となると無理なので💦ひとまず有名どころのプログラムを購入することにしました。
Time4Learningというオンラインプログラムです。
これはホームスクール生に限らず誰でも購入できます。
月額20ドルほどで複数教科のレッスンが見放題なのでかなりお得です。
ビデオ講座が多いので、日本にいる子供たちが英語の勉強がてら受講するのにも使えると思います!
Writing(作文)についてはネイティブに添削してもらった方がいいので、これから探していく予定です。
Vocabularyに関しては、我が家で今一番効果的かつ楽しんでいるのが新聞を読むこと!(具体的なやり方は別記事に書きますね)
Math(算数)のカリキュラム
これもTime4Learningの月額費用でカバーできます。
我が家の息子は算数が好きで、ホームスクールを始める前から自宅でKhan Academyのビデオ講座を見ながら先取り学習を進めていたので、ホームスクールになってもKhan Academyをメインに勉強しています。
Khan Academyはご存知の方もいると思いますが、完全無料のビデオ講座です。無料でありながら質が高いので、我が家ではかなり活用させてもらっています。
そこでコンセプトや解き方を学んでから、市販の問題集をちょっと解いたり、パズル的なものをやったりしながら、算数はほぼ毎日やっています。
Science (理科)のカリキュラム
日本の小学校と違ってアメリカの小学校ではScienceはあまり体系立ててやっていない気がします。
教科書に沿って順に勉強していくわけではなく、時々実験をしたり観察をしたりする程度です。
ホームスクールで理科をやる場合は、カリキュラムに沿ってしっかりというよりは、興味を持ったことを調べたり実験したりするだけでも十分だと思います。
我が家の場合は、Time4Learningの講座を時々見ながら、面白そうな実験をしたり、ビーチに行ってヤドカリを捕まえたり、庭でお花を観察したり…
小学生のうちは教科書ではなく実体験から学ぶことを大事にしていきたいと思います。
Social Study (社会)
社会についても理科同様です。カリフォルニアでは、4年生で自分のすむカリフォルニア州について勉強し、5年生でアメリカの州名や州都を勉強したりするのが一般的のようです。
そのあたりをざっくりカバーするには、図書館へ行って自分の州に関する本を読んだり、ウェブで調べたりして、それをまとめる(できればプレゼンまで)練習などを楽しくできればいいかと思います。
中学生になると歴史が始まるので、おいおいビデオ講座で歴史を勉強できるようなものを探してみる予定です。
州名・州都の勉強については、私も恥ずかしながら地理にうといので、こんな感じで(↓)一緒に勉強しています。
【州の勉強】
①まずアマゾンで壁に貼る地図を買って壁に貼ります。
②州名をポストイットで隠します。
③2人で州名あてっこ競争をします。
以上!簡単(笑)
以上の4教科を中心としつつ、ホームスクールだからこそできること(工作、木工、実験、観察、リサーチなど)を取り入れて楽しんでいきたいと思います。
さらなる詳細は「学習内容」のカテゴリーで逐一紹介させていただきます。
色々考えるとワクワクしてきます♪